建物は、幅60㎝、奥行き45㎝の板材をベースに、透明2㎜のアクリル板と薄型ブラックカラ―ボードやMDF材などを使用し骨格ベースを形成しています。
全体的な建物寸法(天面に脱着式の外観スポットライトは除いた状態)、外寸約で幅62㎝、奥行き48㎝、高さ31㎝程度で、内寸の床寸法は約幅57㎝、奥行き42㎝、天井までの高さで22㎝程度になります。
建物の外観は半ツヤ消しのブラックカラ―を基調に、“ガルバリウム外壁”をイメージしたデザインで製作してみました。
ガルバリウム風の外壁は、幅2cmの板材をセミグロス系のカッティングシートで貼りそろえたパーツ板を、1枚1枚できる限り均等幅に貼りつけて製作しています。
各コーナー部分などは、つや消しブラックに塗装したコーナーアングル材を貼り付け固定し、エッジ部分を強調したデザイン性になるような完成イメージで製作しています。
また今回は、ミニカーディスプレイ時の演出効果をより高めるために、外観ロゴを照明する脱着式のスポットライトを屋根部分に設置し、タワー型の外看板も製作してみました。
店舗ロゴの照明用として製作しました3個のスポットライトは、運送時の破損防止や、機能性を重視し、脱着式の構造になっています。
建物屋根部分に設置した電源ターミナル部分となる電源ジャックBOXに挿し込んで設置し電源を取る構造で、スライド脱着時の破損のおそれのあるオーバースライドを極力防止するためのストッパーパーツも設置しています。
3個のスポットライトは、自作の可動パーツ方式により、横方向で約120度、縦方向で約80度ほどの範囲でスポット位置を調整できる構造になっています。
LED配線などは外から極力見えなくなるよう、細いパイプ内を通して結線し、電源ジャックを中央に固定した構造になります。
またスポットライトパーツには、脱着スライド時のキズ防止と水平固定するための樹脂系のスペーサーパーツを底面に貼りつけています。
ミニカーの搬入は、建物前面のカバー板ごと脱着し搬入する構造になります。
前面カバーは、上部に小型の強力磁石を埋め込んでおり、下部のレール溝部分にカバー下ラインのアクリル部分を挿し込んで脱着・固定する構造になっています。
軽く引いて開けることができ、閉じた際はある程度の固定強度を保てるような設計になっています。
内装は、天井手前部分にスポットライトを4個、天井照明で9個、ダウンライトが計11個設置されています。
4個のスポットライトは照明スポット位置角度調整が可能。
スポットライトとダウンライトは暖色系のLEDを使用し、天井照明と外観用スポット照明にはホワイト系のLEDを使用しており、2色のLEDにより照明演出効果を高めるイメージで製作しています。
左側面部分には光の取り込みと、外から内部観賞用として3連小窓を設置しました。
床材はグレー系をベースに光沢のあるタイル床面をイメージしたデザインになります。
背面壁中央には、リバティウォークロゴ看板を設置し、ダウンライトで照明されるデザインになっています。
建物に使用しているこれらの『リバティウォーク・ロゴステッカー』は、LBストアより購入しました正規品ロゴステッカーを使用し製作したものになり、デザイン性のクオリティを高めるイメージで製作してみました。
ミニカーディスプレイ時の演出オブジェ用としました、LEDスポットライト設置型のタワー式看板は、上部にスポットライトを片面2個ずつ計4個設置し、下部には間接照明的なアッパーライト照明を設置しました。
高さは約40㎝ほどで、電源はコネクター脱着式の構造になります。
電源コネクターは、建物左下部分の赤い四角部分に挿し込んで、建物本体側から電源を取る構造になります。
上部のスポットライト4個は、自作可動パーツにより照明スポット位置を微調整できる構造になっています。
下部の間接照明アッパーライトと合わせて、うっすらと看板全体に照明をあてるようなイメージで製作しています。
電源は、DC9Vタイプの電源アダプターを家庭用100Vコンセントに挿し込んで電源を取る構造になります。
電源アダプターのジャックは、建物背面の左下に設置した電源ジャック部分に挿し込んで下さい。
LED調光ボリューム機能内蔵式で、付属の操作リモコンで電源のON/OFFとLED全体をワンタッチボタンで100%・50%・25%の3段階、
+-ボタン使用で0~100%を10段階で明るさ調整可能な構造になります。
他にもフラッシュや点滅モードなど点灯パターンを設定できるリモコン機能になります。
建物手前、右下部分に設置した4個の電源スイッチで、ダウンライト/天井照明/スポットライト/外観用オブジェの4段階でON/OFFできる構造になります。
※リモコン操作による調光ボリューム機能は、これらのスイッチがONになっている照明個所全体に対して機能する構造で、照明各パートごと個別での調光は不可能になります。
自作照明類のパーツには反射板にあたる個所には金属性のパーツなどを使用し、リアリティを高めるイメージで製作しています。
ダウンライトが設置されている柱部分の上部の天井壁部分には、暖色系の間接照明があたるようなデザインになります。
左壁部分の3連小窓と、右壁に大きくガラス部分になるデザインで、内部の観賞と光の取り込みを考慮したデザイン構造になります。
内装壁素材などは、耐水・耐油性の素材を選定しており、小キズや水気などの防止や、劣化対策を考慮した素材選定を行って製作しています。
LED配線などは外から見えないよう柱内部や天井・床下などを通し、観賞の妨げにならないような配線構造になっています。
照明類には各パート別に2色のLEDを使用していますので、ONにする照明パートの組み合わせによりさまざまな空間演出が可能になる構造になっており、ディスプレイするミニカーのカラ―デザインに合わせた照明や、お好みのナイトシーンに合わせたジオラマ空間の演出が可能になるデザイン構造になっています。
今回、撮影時の演出をより高めるために、外溝関連として、建物手前に設置するランダムストーン柄をイメージしましたタイル床部分を簡易製作してみました。
大きさは幅90㎝程度で、奥行きが35㎝程度、厚さが3cmほどのプレート台座タイプになります。
※1/18ミニカーで6~7台ほど並べられる床台座のようなものになり、こちらは簡易製作品のため、出品時の落札の際にご希望があった場合は無料付属になるものになります。
~リバティウォークミニカーをディスプレイした状態で撮影した完成画像~
今回は、スタイル・デザインがあまりにもパーフェクトな『リバティウォーク・ミニカー』を、LED照明やジオラマセットの空間演出で、よりカッコよさを引き立たせるようなジオラマショーケースをテーマに製作をしてみました。
背面に7インチワイドモニターを配置し、映像や音声をバックにミニカー観賞が可能なジオラマショーケースになります。
製作はフロア部分より開始。
幅60㎝、奥行き45㎝の板材をベースに構築していきます。
鉄板風の特徴ある床面には、薄型のアルミ板材等を使用し、床表面は反射による映り込みが生まれるよう素材選定をしています。
ビス固定などは、ビス頭部分がすっぽり埋まるよう、下穴加工を施したのちにビスで締め付け固定しています。
細かなところもビス固定により強度を高めながら製作していきます。
天面柱部分の製作。
ケースの骨格となる柱部分は厚さ1cm、3cm幅の角材を使用。
強度のある角材に黒のカッティングシートでラッピング作業を施しています。
より表面がなめらかな角材の素材選定により、ラッピングの際の空気混入を極力防止しながら、強度も高くなるような設計をしています。
柱はやや太めで長めのネジできっちり固定して強度を高めつつ、ネジの締め付けの微調整により、組み合わせた柱のゆがみなども調整可能に設計しています。
照明パーツの製作。
各照明パーツはLEDの埋め込みと、配線の取り回しスペースなどを考慮した素材選定と、リアリティを高めるために反射板には金属パーツを使用しています。
各パーツはつや消しブラックで塗装後に表面をセミグロスクリアでコーティングしています。
スポットライトなど可動部分には超小型のマイクロビスを使用し、見た目と機能性を重視した素材選定を行っています。
ジオラマ演出パーツの製作。
ビジョンモニターには7インチワイド型のデジタルフォトフレーム(新品)を使用。
モニターはステレオ音声スピーカー内蔵タイプで、動画再生や音楽再生も可能で、スライドショー機能なども搭載されています。
LED照明用の電源アダプターとフォトフレーム用電源アダプターは、モニター裏面スペースに100V電源に1つにまとめて配置しています。
鉄骨風の柱は切り取ったプラ棒を1本1本丁寧に接着しながら柱状に組上げていきます。
LED照明の製作。
LEDは3mm白タイプを計33個使用。
各LEDは1つ1つこまめに点灯チェックを行いながら製作を進めていきます。
各LEDはしっかりとハンダ付け作業を施しながら、熱収縮チューブによる絶縁作業もきっちりと行っていきます。
製作したLEDパーツを照明パーツに組み込み配線をまとめていきます。
配線類は外から見えないよう細かなスペースにしっかりと取りまわしてまとめていきます。
すべてのパーツ類の製作が完了した後、フォトフレームにファイル取り込み用のUSB端子の延長配線を設置して全体骨格の組み上げ作業に入ります。
全体の組み上げ作業。
2㎜アクリル板を使用し、全体を組み上げていきます。
各所アクリル板に下穴切り込みを入れた後にネジ固定し、強度ある骨格ベースに仕上げていきます。
各アクリル板は作業中の擦り傷やホコリの付着などを極力防止するため保護シートは貼ったままで作業を進めていきます。
コーナー部分には黒色のL字アングルを接着固定し、ネジ後などきっちり目隠ししてディテールアップ作業を施していきます。
裏面にUSB端子を設置し、電源コードをまとめるバンドなども設置していきます。
黒色に塗装した鉄骨柱パーツなども床面よりネジで固定。
白ベースに黒文字のロゴプレートはスライド式で脱着可能に設計されており、お好みのロゴデザインに変更可能。
全体作業が完了し、いよいよ点灯・動作チェック。
すべての配置が完了したところでUSBメモリを接続しリモコン動作チェックしながら全スイッチをONにしてテスト動作も無事完了!
リバティウォークミニカーをセットし、コンパニオンフィギアをおいて完成画像撮影。
シンプルなデザインでありながら、できる限りリバティウォークミニカーのカッコ良さを引き立たせるような空間を演出できるジオラマショーケースをコンセプトに製作してみましたが、個人的にはイメージ通りの良い仕上がり具合になったかとは思います(^-^)
最後までご覧下さりありがとうございましたm(__)m
今回の製作は、以前に製作しました『ビルトイン・ガレージジオラマ』を、1/18スケールで内装壁や床などを黒色ベースにし、各所にアレンジを加えまして製作したLEDジオラマショーケースになります。
タワーマンションインタイプのビルトインガレージをイメージし、高級感のあるジオラマショーケースをコンセプトに製作してみました。
照明類の製作はLEDを使用し、テレビには薄型の液晶モニターを使用して製作。壁内部にスピーカー2個とステレオアンプを内蔵させており、付属の小型メディアプレーヤーに接続することで、動画・音声ファイルの再生や写真画像のスライドショー機能などを視聴できる構造になっています。外部端子にお手持ちのDVDプレーヤーや、テレビチューナーなどと接続も可能で、テレビジオラマを通して映画観賞などができる、リアリティあるリビングルームをテーマに製作しています。
こちらの作品は次回オークション出品用として製作したもので、出品は4月中旬を予定。
※ランボルギーニミニカー2台は付属しません。
※窓外側のビル群の風景は、撮影上の演出用として簡易的に製作した画像パネルを設置して撮影したもので、窓外の風景パネルも出品物には含まれません。
ご質問等ございました場合はお気軽にお問い合わせ下さいませm(__)m
製作はまず、ジオラマの基礎となる床土台部分より開始。
ケースジオラマ構築の最も基本となる部分であり、骨格のかなめとも言える個所にもなるため、強度や耐久性などを重視した素材選定に重点をおいて行っています。
土台のベースとなる部分には、ベニヤ板などと比較すると、表面のなめらかさや強度などの面においてより製作が進めやすい素材として「カントリーボード」を使用しています。
カントリーボード素材は幅60㎝、奥行き45㎝で厚さは1cmのものを使用しました。
ベース板の下面の高さをつけるためにさらに厚さ1cmの角材を使用し、フチ部分にネジで固定。
各所をネジ固定にすることで、接着剤での固定などと比べ、その後の位置修正などの微調整も可能なことに加え、固定強度もしっかりと高めています。
各所のネジ頭部分は、その後の製作に影響を及ぼさないよう、ネジ頭部分が床面のツラにすっぽり収まるよう深く切り込みを入れてからネジを締め付けて固定しています。
床フロア部分は半ツヤ上のブラック系タイルをイメージし、透明エンビ板を加工して製作。
透明のエンビ板をブラック、ホワイト、グレー系の計3色を使用して塗装し、仕上げに半ツヤ消しクリアで塗装しています。
塗装の乾燥後にタイル目時となる部分に1本1本切り込みを入れ、タイル目時のラインを形成。
目時のラインは実際に切り込みを入れることで、見る角度と光源の状態により、光と影によって生み出される実物のような色合いの変化を表現しています。
ショーケースの骨格となる壁部分は透明2㎜アクリル板と角材を使用し、ネジ固定でより強度が出るよう製作しています。
土台部分の板の側面に、背面と左右の側面部分となる3面に透明2㎜アクリル板をネジでしっかりと固定し、骨格強度を高めるために角材をT字に天面に固定。
透明アクリル板は作業中の擦り傷防止のため保護シートを極力貼ったままの状態で作業を進めて行きます。
固定する角材も皿ネジを使用し、ネジ頭部分がアクリル面にもすっぽり埋まるよう、深く切り込みを入れネジ固定しています。
固定したBOX上の床面に、塗装製作したタイル床シート部分を設置して土台ベースの製作が完了。
ガレージスペースは、アクリル板を使用しガラス枠で囲まれたようなガレージスペースを表現しています。
1/18スケールミニカーで2台収納可能な寸法で製作しています。
ジオラマショーケースの大黒柱部分とも言えるガラス壁部分は、アクリル板に強力両面テープでしっかりと固定した角材と床面とをネジ固定することで頑丈な作りにしていきます。
角材は黒色の木口テープを貼り付けブラックベースに仕上げました。
木口テープはカッティングシートなどと比較するとシート自体に厚みもあり、細めの木材にもかなり強力に密着するので、製作後の剥がれ防止と見た目のクオリティアップを重視しています。
ガレージスペース内の奥壁部分は、アクリル板を使用し、額入りのエンブレムや絵などを飾れるようなガラスショーケース部分を設置しました。
ガラスショーケース部分は、角材と黒白2色のエンビシートを使用し枠部分を製作し、1mmアクリル板で表現したガラス枠部分は、上部に小型のネオジム磁石を埋め込み、脱着可能に設計されています。
中に飾るエンブレムなどのデザインは変更が可能なように磁石シートを使用し、脱着可能な構造になっています。
天面部分にダウンライト用で2個、壁オブジェ間接照明用で2個、計4個のLEDを設置しました。
内装壁柱部分は、5㎜厚のスチロール製の板で製作したボックス状の柱パーツに黒色エンビシートを貼り付けて仕上げています。
エンビシートは耐水性、耐油性に対応できる素材で、内装壁の汚れ防止と耐久性を重視した素材選定になっています。
また表面の微妙な凹凸の柄によりクオリティアップを意識した素材選定になっております。
ガレージ手前面のガラス壁部分は、ガラスのつなぎ面を表現した縦ラインの切り込みを入れたアクリル板で製作。
ガレージスペース内にミニカーを搬入する際は、このガラス壁パーツを脱着して行う構造になっています。
脱着可能なこのガラス壁パーツは、合わせ位置やラインなどが極力ピッタリハマるよう寸法合わせを慎重に行いながら製作しています。
外側から見える部分は極力内装シートで目隠しし、ブラックの統一感を重視して製作しました。
ガレージ内のガラスショーケースはLED照明によりデザイン演出を施しました。
壁に間接照明オブジェを設置し、天面部分には暖色系のダウンライトを表現したLEDを配置しています。
配線とLEDの接続はハンダ付け作業をきっちりと行い、断線防止に重点をおいて作業をすすめています。
各LED類は製作時にしっかりと点灯チェックを行いながら進めています。
ダウンライトは反射板をイメージした金属パーツでLEDをカバーすることでよりリアリティを高めています。
ダウンライトLEDはリビングルーム部分には暖色系のLEDを使用し、ガレージスペース部分にはホワイトのLEDを使用し2色のLED色によって生み出されるの光の空間コントラストを表現しています。
ジオラマ内に音響用として直径約5cmのスピーカーパーツを使用しました。
音声用のスピーカー2個はテレビモニター上部の内装壁柱内部に設置しています。
リビングルームの照明用として、暖色系ダウンライトLEDの他に、白色LEDのスポットライト2基を設置しました。
スポットライトはエンビパイプと精密ビス、自作パーツで製作し、照明角度の調整可能な設計になっています。
各LEDの結線の際に配線同士が接触しショートしたり、断線等防止のために熱収縮チューブによりしっかりと絶縁処理を施しながら進めています。
ガラス枠部分にはアルミ角柱をイメージしカットしたパーツを強力両面テープで貼り付けています。
外装壁用に使用したシートは、床用のフロアシートをカットしたものを貼り付けています。
外壁の目時となるラインを表現するために1枚1枚寸法合わせながら貼り付けています。
外壁シート素材も耐水性があり油分にも耐久性のある素材を使用しています。
椅子やテーブルなどすべてのインテリア類は自作したインテリアになります。
テレビジオラマに使用した液晶モニターは5インチサイズの薄型タイプを使用。
モニター基盤類は自作テレビボード内に収納し、LEDを内蔵させデッキなどの電化製品が点灯するようなイメージで製作しました。
アクアリウム水槽内もLED蛍光灯をイメージして自作したパーツで水槽内を照明できる構造になっています。
液晶モニターやLED照明などの動作・点灯チェックはこまめに行いながら製作しています。
スイッチは照明関連で4個、モニター・スピーカー関連で1個の計5段階スイッチ構造になります。
スピーカー用のミニアンプ基盤を内蔵させ、ガラスショーケース下部に配置しています。
コーナー部分など繋ぎ目が見える個所などはアングル材を使用し、ツヤ消し黒に塗装し設置しています。
ガレージのガラスドアの取っ手パーツもアクリル棒とピアノ線で自作し、ピンバイスで穴開けし設置しています。
天面のアクリル板はネジ固定し建物強度をさらにアップさせています。
手前側の解放面には、透明2㎜アクリル板で製作したカバーを、ネオジム磁石式でワンタッチで脱着可能に設置できる設計になります。
ガレージシャッターパーツは上方向にスライドさせてワンタッチで脱着可能に設計されており、ツヤ消し黒に塗装を施し仕上げています。
配線類は熱収縮チューブによる絶縁処理と、配線カバーを使用し、床下内にすっきり収まるよう配置されています。
ジオラマ背面より電源ジャックと映像・音声端子が接続できるよう配置固定されています。
電源コンセントパーツを自作し、配線などを表現することで各所ディテールアップと細かな部分の修正を行い、保護シート類をすべて剥がしていよいよ完成。
ランボルギーニミニカー2台を配置し完成画像撮影。
マンションインタイプのビルトインガレージをイメージし、簡易的に作成した背景画像を設置して撮影しましたが、おおよそイメージ通りの良い仕上がり具合になったかと思います(^-^)♪
リビングルーム内の自作テレビモニターの映像や、設置したスピーカー音声など実際の動作状況をご視聴頂けます。
最後までご覧頂きありがとうございましたm(__)m
~撮影時使用のミニカー (1/18 オートアート製)~
1/18のミニカーなどの展示・ディスプレイ用のジオラマショーケースを、照明LEDと背面中央に動画再生可能なビジョンモニターを搭載させ製作しました。アンプ内蔵型の音声用スピーカーセットを設置し、LED照明・動画ファイル・音声ファイルなども観賞でき、ミニカーディスプレイ時のジオラマ演出機能を盛り込んだ作品となっています。
今回は、次回のオークション出品用として製作しました新作品で
ランボルギーニモーターショーをイメージした、
『1/18ランボルギーニミニカー用』
としてのLEDジオラマショーケースの製作状況になります。
※出品は8月末ごろの予定。
※出品はジオラマショーケースのみでミニカーは付属しません。
ディスプレイ用のジオラマボックスの奥行き感や臨場感の表現をより高めるために、ジオラマ自体を透明アクリル板で囲み込む構造と、内部のミニカーを観賞する際に視界の妨げにならないよう、ボックス手前の縦コーナー部分に柱を設置しない、独自の“フレームレス構造”で仕上げてみました。
製作はまず、土台となる床ベース部分からなるジオラマショーケースボックスの骨格部分から製作を開始。
白と黒を基調としたベース板と厚2㎜の透明アクリル板を使用しボックスを形成していきます。
アクリル板はすりキズなどがつきやすいため、もともと貼りつけてある保護シートを貼った状態のまま製作していきます。
板同士の接着は、強度と整合性を重視するため、電動ドリルで穴あけ後に小型の木ネジで各所固定していきます。
ネジで固定していくには、接着剤固定などと比較し少々手間のかかる作業にはなりますが、こういった自作製作品などの場合は製作途中の細かな微調整や軌道修正等にも対応できるメリットがあります。
天井柱部分の強度のある角材にツヤ消し黒のカッティングシートでラッピングした柱部分と側面アクリル板とをネジ固定することにより、より建物強度を保てるような構造に設計しています。
ボックスの骨格が完成したところで、この骨格に合わせて各種照明パーツなどを製作していきます。
照明用パーツは、天井照明・スポットライト・床面アッパーライトの3種を自作しました。
各パーツの製作後に、ペーパー掛け下処理後にツヤ消し黒で塗装していきます。
塗装の仕上げにツヤ消しクリアコーティング塗装を施しています。
スポットライトは、設置後に照明スポット位置を調整可能に設計しています。
スポット照明パーツ本来の上下の角度の動きと、付け根部分を精密ビスで固定することにより左右の動きを可能に設計しています。
使用したLEDは白色5㎜のタイプで、各LEDひとつひとつを点灯チェックし、点灯のバラつきや他に異常がないか等の確認をしっかりと行ってから製作していきます。
配線の色でプラス・マイナスの極分けをしっかりと行いながら、すべての個所をハンダ付け後に、各所熱収縮チューブによる絶縁処理をきっちりと行いながらすすめていきます。
天井照明は一つあたり白色5㎜のLEDを3個並列仕様のタイプを合計6個製作。
配線はスポットライト同様に色分けによりプラス・マイナスの極分けをきっちり行い、後の結線作業をしやすく製作していきます。
ツヤ消し黒で塗装した各パイプ上のパーツに、製作した照明LEDパーツを固定し、熱収縮チューブで結線した配線を収めていきます。
天井照明も設置後に照明角度の調整を可能に設計されています。天井照明の場合は左右で約30度の範囲で調整可能。
ディスプレイした車両の前面を床面より照明するためのアッパーライトの製作は、1台あたり左右2個で計6個製作。
照明類のパーツは、ハンダ付け作業や結線作業後の点灯チェックもきっちり行いながらすすめていきます。
アッパーライトは、点灯した際に、点灯面が「四角形」に見えるよう、自作したパーツに工夫を加えています。
背面の黒い壁面に、エンブレム画像などを入れるためのアクリル板と、白色の壁と柱を製作。
白と黒のコントラストを表現する空間に、ビジョンモニターを設置することでさらに空間演出を高める目的ためのパーツになります。
エンブレム用の透明アクリル板は、四隅のダミーの精密ビスの抜き差しする構造により、中のエンブレム画像などをスムーズに入れ替えることが可能な設計になります。正方形のアクリルプレートは、4隅の精密ビスを緩めることなくそのままの状態で抜き差しできる構造になります。
ビジョンモニター用として使用したモニターは市販の車載用モニターで、画面サイズは7インチワイド型、リモコン操作可能のタイプになり、モニター設置用の台座金具を壁面にビスできっちり固定し、ジオラマ空間にジャストフィットさせています。
7インチモニターにはもともとスピーカーが内蔵されているタイプでしたが、モノラル音声であることに加え、音量面での迫力がイマイチ不足していたので、今回は市販のスピーカーセットの部品と基盤類をそのままジオラマボックスに移植し設置しています。
スピーカーは、黒色の背面壁オブジェの裏側(エンブレムアクリルプレートちょうど裏側あたり)にセットしています。
音声の反響によりジオラマボックス内に音声が鳴り響く構造になります。
電源ON/OFFスイッチやボリュームコントロール基盤もそのまま移植していますので、各操作が可能な構造になります。
製作した各照明をジオラマボックス内にセッティングしていきます。
スポットライト・天井照明と同様に、床アッパーライトも精密ビスで固定する構造のため、左右に約90度の範囲で照明角度の調整が可能な構造にしています。
照明パーツを設置する位置の状態に合わせ、電動ドリルで穴開けした個所に各配線を通しながらセッティングしていきます。
スイッチボックスは、スピーカー電源とスピーカーボリュームスイッチと、各照明スイッチの切り替えを行うトグルスイッチ4個で構成され、スピーカーに関連する変圧器と基盤類を収納していきます。
ボックスは木枠の箱をツヤ消し黒で塗装後に、装飾用に半ツヤ消し黒のエンビシートを張り付けて仕上げています。
各スイッチ部分も配線をハンダ付けし、各配線をボックス外に取りまわしていきます。
電源アダプター(LED照明・ビジョンモニター用/DC12Vと、小型メディアプレーヤー用/DC5V)の2種類の電源アダプターと、音声スピーカー用の100Vコンセントを1つの電源にまとめ電源ボックス内に収納しています。
電源ボックス内には電源アダプターの他に、各配線類のとりまとめた余分な部分などをすっきり収納させていきます。
電源類が若干複雑になる構造のため、一つの電源にまとめることで後の使用をスムーズに行えるよう設計しています。
白色の背面壁用ダウンライトパーツの製作も、寸法を合わせた角材とプラスチックパーツをビス固定することで、設置後の照明角度の調整を可能に設計しています。
間接照明ダウンライトの照明角度調整は、ビジョンモニターの下側部分より指を差し入れてパーツをつまみながら角度を調整することが可能です。
取り回しした各配線類をジオラマボックスの裏面部分にまとめていきます。
色分けした配線の極性をしっかり確認し、まずはマスキングテープで仮止めしながらまとめていきます。
配線位置が決まったところで、ツヤ消し黒に塗装した配線カバーを使用して固定していきます。
スイッチボックスと電源ボックスは、半ツヤ黒のカッティングシートでラッピングした板を製作し、開閉が可能なようビスで固定していきます。
小型メディアプレーヤーも裏面に固定設置し、映像および音声の黄白赤のAV端子類は、ワンプッシュで開閉可能な半透明クリアボックス内に収納し、後に端子の差し替えなども可能に設計しています。
小型メディアプレーヤーはリモコン操作および本体ボタン直接での操作が可能。動画・画像・音声の各種ファイル形式の再生が可能で、スライドショー機能等も搭載されています。
主電源コードをまとめるためのバンドもビス止めし、配線をすっきり収納できるようにしています。
最終仕上げ工程として、ジオラマボックスの細かな部分の装飾と、各所の微調整作業を施していきます。
ジオラマボックス内の表面上に見える配線や、スピーカーなどの機器類や、強度を保つために打ち込んであるネジ類の目隠し作業と、これらのネジの閉めなおしなどで各所の若干のズレや歪みなどを調整しながら、ボックス自体をしっかりと固定していきます。
ジオラマボックス内のLED配線や機器類などは極力外側から見えなくなるよう配置をしたり、装飾を施すことで完成後のクオリティを高めることを心がけ製作しています。
両サイドのアクリル板と背面の黒色の板を固定したビスなどは、壁や床の白色・黒色の個所にあわせて目隠し用の装飾プレートをジャストフィットするよう自作し、薄型の強力両面テープで貼りつけていきます。
さらに、各所コーナー部分や、面と面が結合する部分にも装飾用の黒色のコーナーアングルを強力両面テープでしっかりと貼り合わせ、すっきりとしたコーナーになるように装飾作業をしていきます。
各所しっかりと固定した状態で、上面および全面を覆う透明アクリル板をジャストフィットするような寸法にカットし、ジオラマ全体が透明のアクリル板で覆われたディスプレイボックスの状態に仕上げていきます。
これらの作業をすすめる間も、完成までは擦り傷などの防止のための保護シートは貼ったままの状態で寸法カットやビス止め設置作業をすすめていきます。
最前面のケースを閉じるためのアクリル板は、小型で丸型の強力ネオジウム磁石を埋め込んだパーツを製作し、ワンタッチで取り外し開閉ができる構造になっており、完成後はこちらの最前面の板を脱着し、ミニカーの搬入等を行います。
上面の天面アクリル板はビスで固定しており、ビスを外せば脱着も可能に設計されています。
インクジェットのラベルシートに印刷したエンブレム画像を、半透明のエンビプレートに貼り付けた後、画像の大きさに合わせてカットします。
その後裏側の中央ラインに磁石テープを両面テープで貼り付け、ジオラマボックス内のエンブレムを設置する壁面側にも磁石テープを貼り付けることで、この磁石テープを利用しエンブレムの脱着をワンタッチで行うことができます。これにより他のエンブレムデザインなどにも簡単に交換することができます。
すべての作業が完了し、貼ったままの透明アクリル板の保護シートをすべて剥がしていよいよ完成!
ボックス手前側の左右コーナー部分に縦の柱を設置しない構造のため、横から見るとコの字にジオラマが建設されており、奥行き感の表現がイメージ通りにいったかと思います^^
透明2㎜のアクリル板と、頑丈な角材で製作した装飾柱とを融合させたフレーム構造でデザイン面と建物強度の面もバッチリ構想イメージどおりの仕上がりとなりました。
◇ジオラマビジョンモニター試聴動画◇
最後までご覧頂き誠にありがとうございましたm(__)m